高取焼比古窯

高取焼とは

高取焼は、黒田如水(官兵衛)、小堀遠州らが育て上げた茶陶窯で、遠州七つ窯の一つとして知られています。

筑前国領主 黒田長政公に従って朝鮮より渡来した名工、八山親子は直方市鷹取山の麓、永満寺宅間に開窯、江戸時代黒田藩の御用窯として古い歴史をもつ茶陶窯です、その後同内ケ磯、山田市唐人谷、飯塚市白旗山とうつりその時代に焼いた頃を遠州高取と呼ばれて居ます。

その高取焼の陶技に魅せられて高取八仙先生に師事し十年余り高取焼の陶技の教えを受け、皆様に親しまれ暮らしのお役に立ち日ごろ愛用される作品を作って行きたいと思いますので今後ともよろしくお願い致します。

高取焼 比古窯とは

日田英彦山国定公園内で登り窯で薪により焼成し40年以上の伝統ある窯元です。英彦山は古くから知られる日本三大修験道の山で、登山客も多く中腹には「英彦山神宮」が在り沢山の参拝客もあります。比古窯の由来は英彦山で高取焼の伝統を今に伝え、古いものに比べより良き物を制作するという意味で付けました。

陶芸家の写真

作品の特徴

薄造りで軽く上品(奇麗さび)な作品を作っています。
お茶道具を中心に食器や花瓶など普段お茶の間で気楽に使って頂けるよう心がけています。

陶芸家の写真

寿山の陶歴

  • 昭和26年
    福岡県、英彦山生
  • 昭和42年
    小石原、高取焼13代 高取八仙先生に師事す
  • 昭和52年
    英彦山に3室の登り窯、「比古窯」開窯
  • 平成 4年
    小石原に高取焼 寿山窯、開店
  • 平成14年
    経済産業大臣指定伝統的工芸品に認定される『伝統工芸士』に成る
  • 平成21年
    小石原・寿山窯閉店
    英彦山・比古焼を改め高取焼比古窯と成る。